「Quigley Down Under」は西部劇…なのか?

「Quigley Down Under」(1990年)
邦題は「ブラッディ・ガン」というんですね。調べてみて初めて知りました。

Quigley down under.jpg
By impawards, Fair use, Link

この映画のタイトル、いつもいつもいつも忘れてしまう。なのでここに書き留めます。
「クイグリー ダウンアンダー」。「クイグリー」というのは主人公の名前で、「ダウンアンダー」というのはオーストラリアの事です。

映画の内容もそのまま、長距離射撃の達人であるクイグリーが、牧場主に雇われて、はるばるオーストラリアのフリーマントルへやって来る、というお話。

そのうち、野犬を退治するためというのは嘘で、牧場主の本当の目的は、先住民のアボリジニの迫害だったという事が判明します。
反発したクイグリーは、アボリジニや仲良くなったコーラという女性を牧場主から守るため、大奮闘!

という、話の内容も映画の雰囲気も、まさに西部劇。

先日、夫がこの映画のサントラをゲットして興奮していました。
さっそく家の中を流れる、ウェスタン風のテーマ曲。

作曲者はBasil Poledouris(ベイジル・ポールドゥリス)さん。
この人の名前も覚えにくい。バジルって人の名前にもあるんですね。

夫曰く、若くして亡くなった天才映画作曲家たちの一人だそうです。

彼の作曲した映画で一番有名なのは、おそらく「コナン・ザ・グレート」(1982)。
そして「ロボコップ」シリーズ。

私は別にウェスタン映画のファンではありません。良い西部劇映画は沢山あると思うけど、このジャンルに特別な魅力は感じない。
長年、それは私が日本人だからだと思っていましたが、最近ようやく、ただの好みの問題だという事に気が付きました。というか、そういう考えを受け入れました。

本当は、名作の西部劇って本当に沢山あるから、西部劇に魅力を感じないという事に対する言い訳をしていたのかな、と思う。
そういう事ってありませんか?ある有名な絵画とか、社会的に評価の高い作品に対して何も感じなかったりすると、それらしい言い訳を考えたり、本当は良く分からないけど分かっている風な感想を言ってみたり。

私にとって西部劇ってそんな感じ。良い映画は好きですけどね。
この映画も良い映画です。まさに、隠れた名作。日本では未公開だったらしい。何ともったいない。

やはり一番の魅力は悪役を務めたアラン・リックマンです。彼抜きでは、この映画はありえない!(私にとって)。もちろん主人公のトム・セレックも素敵だし、コーラ役のローラ・サン・ジャコモも、とっても魅力的です。

でもアラン・リックマンの存在感にはかなわない。実際にはとっても良い人そうなのに、悪役をやらせたら彼の右に出るものはいない。2016年に69歳で亡くなって、もう5年も経つのが信じられません。

まぁ、色々と話が逸れましたが、「クイグリー ダウンアンダー」、ウェスタン風の、良い映画に良い音楽です。

これだけ書けば、もう忘れんだろう。

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