「サンダーハート」と覚えられない顔たち

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By IMP Awards, Fair use, Link

Thunderheart(1992)
サンダーハートという映画を久しぶりに見ました。

夫の好きな映画の一つ。
ネイティブアメリカンの居住地を舞台にした、政府の陰謀絡みのFBI捜査ものです。

私も結構好きな映画。

主人公のFBI捜査官は白人とスー族の混血で…ってよくありそうな設定ですが、事件の捜査や居住地のネイティブアメリカンとの交流を通して、主人公が殻を破りながら精神的に成長していくのは楽しい。
最後にちゃんと落とすところは落としていて、見終わった後も気分が良い。

しかし、私がこの映画で思うのは、内容ではないのです。

問題は主人公のレイ役だった、ヴァル・キルマー。
私、どうしても彼の顔が覚えられないのです。

脳の障害のために個人の顔の識別ができなくなる、「相貌失認(そうぼうしつにん)」という病気がありますが、多分、ごくごく軽度ですが、私にはこの疾患があると思います。ちゃんと検査はしていないのであくまでも予測なのですが。

たまーに、区別の出来ない種類の顔があるんです。同じに見えちゃう種類の顔。
このヴァル・キルマーという俳優さんの顔はその部類。

何年たっても、ヴァル・キルマーとケヴィン・コスナーとガイ・ピアースの区別がつきません。
映画を見た時は「あ、この役はこの人だったんだ」と納得するのですが、しばらく経つと、3人のうちのどの人だったのか分からなくなるのです。

実は自覚し始めたのは社会に出てから。初めは外国の人だから慣れてなくて同じに見えるのかも?とも思いましたが、よくよく考えてみたら、日本人でも同じことが沢山ありました。ただあまり気に留めていなかっただけ。

クラスの男子の数人の顔が同じに見えたり、最近の俳優さんだと、信じられないかもしれませんが、賀来賢人、岡田健史、山﨑賢人あたりは同じ部類の顔として認識してしまいます。

認識できる顔とできない顔があるんです。知っているはずの人の名前を言われて、くっきり顔が頭に浮かぶ人と、写真を見てもモヤモヤっとしてしまう人。

他にもパッと思いつくのは…
オダギリジョーは認識できるけど、竹野内豊はできない。
玉木宏は認識できるけど、藤木直人はできない。
広末涼子は認識できるけど、松嶋菜々子はできない。
石原さとみは認識できるけど、戸田恵梨香はできない。

良いのかなぁ~こんな事書いちゃって。まだまだ、たーくさんいます。挙げだしたらキリがない。

ずっと一緒にいたり、仲良くなったりしたら顔の判断もくっきりするようになるので、そんなに重度ではないのですが、会社の同僚に対しても同じ症状が出た時に初めて、あれ?私ってもしかして病気?と自覚し始めました。

特に生活に支障はないのですが、いまだに不思議な感覚。
認識できない部類の人がその人一人なら問題ないのです。問題なのは、同じ部類の顔の人が複数いた場合。
そういう時は、気づかれないように、よーく観察して、細かい特徴を拾うようにしています。
鼻が少し大きいとか、眉毛の形とか。あとは髪の毛の質とか、体形も助けになります。

分かる人いるかな?私だけではない…はず。

そんな事を思い出しちゃう映画、サンダーハート。

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