駄作だと言われているけど、個人的に好きな映画

私の勤める会社の私の部署では、週に一回、ハドル会議と呼ばれるミーティングがあります。
月水金のいずれかで、みんなのタイミングが良い日に、さっと集まって、プロジェクトの現状の確認とか注意事項とかをシェアするんですが、その後にアイスブレイクの一環として、ランダムな質問にみんなが答える、みたいなのがあります。

質問は「好きなドーナツの種類」とか「初めて行ったライブは?」とか「お金以外で、もし無限に手に入れられるなら何?」とか、その場で誰かがパッと考えるのですが、先週のお題は「駄作だと言われているけど、個人的に好きな映画は何?」というものでした。

うーん、何だろう、好きな映画はたくさんあるけど、駄作と言われているものって…そんなに世間の評判には詳しくないしなぁ。。
少し悩んでから、そういえばこないだ夫に見せられた映画がそれっぽいかも、、と思って答えたのが、「マーズ・アタック!」(1996)でした。

Mars Attacks“Mars Attacks” by Spiff_27 is licensed under CC BY-NC 2.0

あまり日本では有名ではないかも?
ティム・バートン監督の、火星人侵略SFコメディです。

夫によると、「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」以来仲たがいしていた、ダニー・エルフマンとの監督・作曲コンビが復活した作品らしい。

かなりのおふざけ映画ですが、私は個人的にこういうの結構好きです。
多分、大衆受けはしないような、カルト的な映画かも。キャストはかなり豪華なんですけどね。
大統領役にジャック・ニコルソン、その妻にグレン・クローズ、サラ・ジェシカ・パーカーにマイケル・J・フォックス、、他にも大勢。

地球に襲来してきた火星人は「ACK(アーク)」としか喋りません。
とにかく「Ack Ack Ack Ack」と言いながら、悪行の限りを尽くす火星人たち。

特にこれと言った意味もなく、ただ単に性格が悪いだけというシンプルな設定が良い。

その見た目もギャグとしか言いようのない風貌。昔のトレーディングカードの絵柄を基にしたんだとか。
船の中ではパンツ一丁というのも、なぜか私にはツボ。
戦闘服に着替えるシーンもセンスが良い。

地球人を圧倒していた火星人の意外な弱点も、まあまあ面白い。

色んな映画のオマージュを含んだ、豪華なB級映画。
ちょっとグロい描写もあるので、そういうのに抵抗がない方にはおススメの娯楽映画です。

アメリカ人は本当に映画好きな人が多いです。私がひとりでいると、こういう映画に辿り着きもしなけりゃ、見てみようとも思わないので、色々な映画を見せてくる夫には感謝ですね。映画にしろ音楽にしろ本にしろ、文化的なものを知っておいて損はありません。改めて、趣味がある人って羨ましい!

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